招待講演

特別講演

今年は4名の先生方を予定しております。

鷲見成正先生(慶應義塾大学 名誉教授)

狩野千鶴先生(慶應義塾大学 名誉教授)

渡辺利夫先生(慶應義塾大学環境情報学部 教授)

北川智利先生(NTTコミュニケーション科学基礎研究所 主任研究員)

先生方の御来歴等を紹介させていただきます。

  • 鷲見成正先生
    【御来歴】
    1959年 千葉大学文理学部心理学専攻 卒業
    1964年 慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻 修了
    1964年 慶應義塾大学 助手(-1966年)
    1966年 慶應義塾大学 専任講師(-1967年)
    1967年 慶應義塾大学 助教授(-1977年)
    1977年 慶應義塾大学 教授(-1997年)
    1997年 慶應義塾大学名誉教授
    1997年 日本女子大学 教授(-2001年)
    2001年 帝京平成大学 教授(-2008 年)
    【研究テーマ】
    運動視、知覚体制化など
    【主な著書】
    鷲見 成正 (2013). わが国の運動視研究: 1930-40 年代を中心に行なわれた主な実験と使われた自作機器について 心理学史・心理学論, 14/15, 31-45.
    大山 正・鷲見 成正 (2014). 見てわかる視覚心理学 新曜社
  • 狩野千鶴先生
    【御来歴】
    1957年 慶應義塾大学文学部哲学科心理学専攻 卒業
    1959年 慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程 修了
    1962年 慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程 修了
    1966年 文学博士
    1967年 アレキサンダー・フォン・フンボルド財団研究奨学金
    西ドイツにあるミュンスター大学University of Münster(ヴァストファーレン・ヴィルヘルム大学Westfälische Wilhelms-Universität)のヴォルフガンク・メッツガー教授(Prof. Dr. Wolfgang Metzger)の許で研究(-1968)
    1978年 慶應義塾大学商学部 助教授
    1982年  慶應義塾大学商学部 教授
    1985年 スウェーデンにあるウプサラ大学Uppsala Universityのグンナー・ヨハンソン教授(Prof. Dr. Gunnar Johansson)の許で研究(-1986)
    1999年 慶應義塾大学 名誉教授
    【研究テーマ】
    空間方位、自己運動知覚、運動軌道、仮現運動など
    【主な論文】
    Ogawa, T., & Kano, C. (1974). ANSCHAULICHE BESTIMMUNG DES “VORN” VON GEGENSTÄNDEN DURCH DAS VERHALTEN VON KINDERN (Behavioral determination of mae, ” in front of” by Japanese children). Japanese Psychological Research, 16, 84-95. (in German)
    Kano, C. (1991). The perception of self-motion induced by peripheral visual information in sitting and supine postures. Ecological Psychology3, 241-252.  doi: 10.1207/s15326969eco0303_3
    狩野 千鶴 (1988). 自己運動知覚と視覚刺激の運動特性: 視覚情報. テレビジョン学会技術報告, 12(20), 13-18.
    狩野 千鶴 (1991). 自己運動知覚と視覚系運動情報. 心理学評論, 34, 240-256.
  • 渡辺利夫先生
    【御来歴】
    1977年 同志社大学文学部文化学科心理学専攻 卒業
    1980年 慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻 修了
    1988年 カリフォルニア大学社会科学部認知科学科大学院博士課程 修了(Ph.D)
    1990年 慶應義塾大学環境情報学部 専任講師
    2003年 慶應義塾大学環境情報学部 教授
    【研究テーマ】
    空間知覚と空間認知における数理モデル構成
    【主な論文】
    渡辺 利夫 (2008). 視空間および認知空間の幾何学モデル. 認知科学, 15, 62-74.  doi: 10.11225/jcss.15.62
    Watanabe, T. (2006). Geometrical structures of photographic and stereoscopic spaces. The Spanish journal of psychology, 9, 263-272.  doi: 10.1017/S1138741600006168
    【主な著書】
    渡辺 利夫 (2005). フレッシュマンから大学院生までのデータ解析・R言語 ナカニシヤ出版
    渡辺 利夫 (2009). 知覚・認知モデル論 ナカニシヤ出版
  • 北川智利先生
    【ご経歴】
    1995年 東京都立大学人文学部心理・教育学科心理学専攻 卒業
    1997年 東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程心理学専攻 修了
    2000年 東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程心理学専攻 単位取得退学
    2001年 東京都立大学人文学部 助手(-2003年)
    2003年 東京都立大学より博士(心理学)を取得
    2003年 日本学術振興会 特別研究員SPD(-2004年)
    2003年 日本大学文理学部 研究員(-2004年)
    2003年 オクスフォード大学 アカデミック・ビジター(-2004年)
    2004年 金沢工業大学情報フロンティア学部心理情報学科 講師(-2005年)
    2005年 NTTコミュニケーション科学基礎研究所 リサーチ・アソシエイト(-2009年)
    2010年 NTTコミュニケーション科学基礎研究所 主任研究員(現在)
    【研究テーマ】
    多感覚統合、身体知覚、知覚/認知の個人差、感情、マインドフルネスなど
    【主な論文】
    Kitagawa, N., & Spence, C. (2006). Audiotactile multisensory interactions in human information processing. Japanese Psychological Research48, 158-173.  doi: 10.1111/j.1468-5884.2006.00317.x
    Kitagawa, N., Igarashi, Y., & Kashino, M. (2009). The tactile continuity illusion. Journal of Experimental Psychology: Human Perception and Performance35, 1784-1790.  doi: 10.1037/a0016891
    【主な著書】
    北川 智利 (2014). 非音声知覚における視聴覚情報の統合処理 岩宮眞一郎(編)音響サイエンスシリーズ11 視聴覚融合の科学(pp. 1-31)コロナ社